肝心帳 kudo studio
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『LIFE IS ART』 ・・・自分の価値観で・・

 『LIFE IS ART 』という私のモットーにしている言葉は1980年にアメリカへ渡り、初めての個展で使用したのが初めでした。

 その頃は丁度アメリカや日本の経済も上向きになり始め、テレビでは『将軍』というジェームス・クラベラルという知人の作家の本から制作された番組が大ヒットしており日本人の事は本当の意味ではまだ認識されていない状況でした。

 いまは世界中ではやっているお寿司もその頃は生魚を食べる等という、いわば半野蛮的とも受け取られている頃です。

 『LIFE IS ART』という本当の意味は、誰でもがアーティストであるという私の信念からでた言葉です。

 食事を作るのでも、吊るしの洋服を買って色々と着こなす事も皆さんが毎日工夫をしながら、自分なりのアイデンティティをもって一日を送る・・・芸術に関係する人だけがアーティストなどと偉そうに言うのはもってのほか!という事なのです。

 以前はやたらとテレビや雑誌などに引っ張り出されていましたが当時いつも前面に打ち出した一貫した私の姿勢でもあったのです。

 絵描きでなくとも自分の中でのアートを楽しむという事は、本当のアートの楽しみ方にかなっているのです。

 私はいつも欲求に触発された想像こそが総ての始まりだと皆さんにお話します。何をするのでも想像という素晴らしい人間だけに与えられた能力、その能力を人生を豊かにするために使う・・・

 現代社会はその想像力を逆に使われる事が多すぎて、人間性を疑いたくなる悲しい事件や、若年層の性モラルのみだれ、それを平気で利用する大人達・・・教育者や国家公務員の性犯罪など、この20年くらいの間に学力は低下し、犯罪は増加するばかり、海外においても日本人として恥ずかしい礼儀やマナーの無さ、アメリカ日本人社会の中でもだまし合いや陰口、悪口、足の引っ張り合い・・・その中だけでグルグル回る男女関係や人間関係、もっと自分の想像力を素晴らしいものへと変換して、どこの国にいても学習と協力、調和を大事にする様になって欲しいと思います。

 さて、少しわき道へそれましたが、アートと呼ぶ絵や彫刻、家具、何でもいいのですが、それは個人の好き嫌いで 判断していいことなのです。 私が好きだからといって、みなさんが好きだとは限りません。ニンジンにも好きな人や嫌いな人がいてその事について議論などをするのはニンジンにとって大きな迷惑です。

 絵を描かない人が評論家をし、唄えない人が音楽を評論する・・・人は、好きなところで好きな人と好きなものを共有出来るから・・ 自分ひとりでもかまわない・・その一つのものが心にやすらぎを与え、生活の一部として自分の感性や感情を豊かにする事ができるのであれば、その一つは誰がなんと言おうと、その人に とってとても素晴らしい宝物なのです。

 自分の大切にしている一枚の古ぼけた写真、他人には何の価値も無いものでも、その人にとっては火事になってもそれだけは大事に持ち出す・・・価値観を大切にする。

 価値観は自分にとってのものであって、人から押しつけられたものではないと云うことです。

 これからも皆さんの価値観で楽しく元気になるものを発見して心豊かな日々を送られることを祈っています。

 どうぞ今日もすこやかにお過ごし下さいますように・・・



JUGEMテーマ:アート・デザイン


| Muramasa Kudo | 11:14 | comments(1) | - | pookmark |
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