先日描き上げた絵… 本当に潔さがない!
『 切れのない組長(と彼は私をそう呼ぶ)だったら〜
ただのヒゲオヤジだよ〜!』 と言われた。
私自身もそう思うのだから…
絵がどんな状態になっても諦めてはいけない…
というのが私の信条だが…
切れのない絵をこうしてみていると実に面白くない絵だ。
人によってそれぞれ感じ方は違うと思う…
何が正しいなどというものは何もない。
それぞれの感じ方はそれぞれに正しい…好き嫌いでいい。
アートには説明など要らない。
観る者と観られる絵の直接対話…
個展でも、私が一番気に入っている絵がいつも最後まで残る
そういうことも多々ある。
一番気にくわない絵…それでも自分の子供…
すべて隠さず見せる… それについても善し悪しの意見もある。
そして一番可愛くないと思った子供から引き取られていく…
不思議なものだ
まだまだやりたい創作することが山ほどある。
そんなに時間も残っているわけではないのに、
満足出来た作品などは一点もまだないのだ…
人生は短く、芸術は余りにも遠い…言い得てしかりだ。
創作者の目と、観覧する人の目との間には
どれほどの違いがあるのだろう…
存在する人の数だけ違うのだろう… きっと…
本当に終わりのない勉強を強いられる…
あえて強いられる事へのよろこびも多いくせに
なぜ苦しむのだろう…
毎日アトリエの中で、熊牧場のクマのようにウロウロ…
八甲田連峰の奥深い場所へ行きたいな
もう何十年行っていないのだろう…
人が未だ入ったこともない様な場所… そこが好きだ
私しかまだ入って人はいないと思う場所がある…
八甲田山のふところ深く行った場所…
何度も何度もひとりで癒された場所…
何百年もそこに横たわって朽ちている大木…
そびえ立っていた月日は千年以上もあっただろう…
頼もしい姿を誇らしげに…天に届くほどに凛として
多くの野鳥に安らぎを与えてきたのだろう…
近くには鬱蒼とした樹海の中にほっこりと天が開いている
小さな沼もある…不思議な空間がある…
誰も知らないスズランの群生、水芭蕉の群生が
みずみずしく一緒にしずかに咲き乱れていた…
天国って…こういう所だったらいいな〜…と
静けさと深遠さ、そして山の持つ不思議な霊気…
その凛とした気高さに憧れた12,3歳の少年だったころ…
年月は光陰のごとくに過ぎ去ってしまった…
あとどのくらい神様は創作させてくれるのだろう…
その日が明日だとしても、後悔のない自分がいるだろうか
諸君、大志をいだき、連綿とつづく想いを進んでほしい
静かな夜です… 月明かりも星の輝きも
ひとしお今夜は美しい…
すてきな夢をみれる眠りであればいいな〜…
©MURAMASA KUDO
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